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2025.08.05

イベントレポート

やりたいことを仕事にした人たちのリアル~江戸川区での事業のはなし~

2025年7月4日(金)、やりたいことを仕事にした人たちのリアル~江戸川区での事業のはなし~をオンラインにて開催しました!

江戸川区で事業を営む2名のゲストにご登壇いただき、起業前はどんなキャリアを歩んできたのか、子育てとの両立や苦労したこと、区の魅力等を語っていただきました。

今回はその内容を一部ご紹介いたします!

【 登壇者 】
アヤスHR合同会社 代表/アヤスカフェ小岩 オーナー
野村 綾 氏

東京ディズニーリゾートの接客現場で学んだ“サービス哲学”を活かし、企業の人材育成研修講師として活動する傍ら、2020年に「アヤスカフェ小岩」を開業。街ぐるみの子育て支援を展開。2022年、研修事業と飲食事業を統合し「アヤスHR合同会社」として法人化。家庭と社会、両方の視点から人づくりに関わり、子育て世代の応援から、プロ人材の育成まで幅広く力を注いでいる。「社会みんなで子育て」を実践中。社会人と大学院生の3人の子の親。令和6年度江戸川区産業賞受賞。

【 登壇者 】
かいじゅう屋 店主
橋本 宣之 氏

1976年生まれ。大学中退後引きこもりになり、フリーターをしながらアジア各地を放浪。
25歳で、天然酵母パンの草分け的存在「ルヴァン」に入社。30歳の時、目白に自身の店舗「かいじゅう屋」をオープン。夫婦で経営。その後立川へ移転し、2020年には故郷の江戸川区に戻り、実家の一階を改装して新たなスタート。現在も月に一度、目白で出張販売を行う。池田浩明著「パンラボ」の執筆に協力。令和6年度江戸川区産業賞受賞。

起業前のキャリアは?

現在は「お子様と気軽に利用できるカフェ」や、「従来の形に縛られないパン屋」を経営しているお2人ですが、起業前はどんなキャリアを歩まれてきたのか。はじめに伺いました。

<野村さん>
グラフィックデザイナー→東京ディズニーランドキャスト→塾講師・学習介助員→研修講師→カフェ開業

グラフィックデザイナーとして多忙な日々を過ごす中、「人の笑顔が直接見れるような仕事がしたい」と思い、自分の「子供が好き」という価値観に基づいて転職・起業をされたそう。
グラフィックデザイナーとしての経験があるからこそ、お店の立ち上げ時のロゴ制作やPR活動は全て自分で行うことができたということです。

<橋本さん>
大学を中退後、フリーター→アルバイトをしながらアジアを放浪→天然酵母パンの老舗「ルヴァン」へ就職→パン屋を開業

20代の頃は、写真家や戦場カメラマンなどの生き方に憧れて、アジアを旅行していたそう。同じ場所で自分はどう感じるのかを確かめ、「自分は何ができるのか」を考えていた時期だったとのこと。そこで偶然「ルヴァン」との出会いがあり、今まで出会ったことないようなパン屋であることに惹かれて、5年越しでの就職。「ルヴァン」との出会いがなければ、パン屋としての人生はなかったと橋本さんは語ります。

選択肢としての起業?自己実現のための起業?

次に、「起業」はもともとお2人の中に選択肢としてあったのかを伺いました。

野村さんは子育ての区切りがついて、今後どんな人生を歩みたいかを問われたときに「クリエイティブな生き方・働き方」がしたいと思ったそう。
しかし、クリエイティブな働き方・場に出会うことができず、自分で一から考えて、立ち上げて、人と繋がって、場を作ることが一番の「クリエイティブな生き方・働き方」への近道だと気づき起業に至ったとのことです。

橋本さんの場合は、30代のタイミングで改めて今後のキャリアを考えたことが開業への第一歩だったと言います。
パン屋では独立志向の方が多く、30代以上で勤務を続けている方は少ないのだそうです。
ただ、橋本さん自身は大学も中退してしまい、他のキャリアを歩むといっても他にスキルもなくパン屋で開業することが唯一の選択肢だったので、起業という挑戦をしたとのこと。
パン屋の一員として一連の作業でパンを作るのと、自分のお店でゼロから考えて作るパンは全く違い、未完成で始めたけれどやっていく中で形になったと語ります。

お2人の話から、起業に至るまでも、起業をしてからも“自分で考えて行動する”ことが大事なスキルだといえるのではないでしょうか。

江戸川区の魅力・特色とは

トークセッションの後半には、区の魅力をお聞きしました。

  • 下町ならではのあたたかさと人とのつながりがある→ 顔が見える関係性の中で信頼を築きやすい
  • 多世代が暮らす地域性→ 世代を超えたニーズに応える事業づくりができる
  • 地元ネットワークの活用が可能→ はじめの一歩から協力・応援を得やすい

多くの魅力が出てきましたが、お2人に共通していたのはこの3つ。
ほかにも橋本さんは、平日はご高齢の方多く、休日は子育て世代や若者が多いという特色に合わせて、平日は柔らかめのパンを作り、休日は固めのパンを作っているとのこと。
多世代が暮らす地域だからこそ、事業の間口が広がるということです。

質疑応答

トークセッション終了後は、参加者からの質疑を受け付けました。

「起業をしたものの、認知度が低く集客に苦戦している。アドバイスをもらいたい。」
「お店のコンセプトづくりはどのように考えたか?」

といった、起業して間もない時期の特有のお悩みや起業準備期に必要なコンセプト設計についての質問が寄せられました。
橋本さんからはSNS等のツールを使っての発信や、ご自身も、3年をかけて認知度を上げた体験談をお話いただきました。
野村さんからは、自身のお店のコンセプト設計時に、いかに自身と対話し価値観を深堀していったか等のお話がありました。

参加者からの感想

参加者からは、「行動する大切さを再確認できました」という声をはじめ前向きな感想を多くいただきました。

今回のイベントが起業準備の後押しや、江戸川区での起業を考え始めるきっかけになれば大変嬉しいです。

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